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実は見えてない!! 犬の下り階段 照明が効く 一級建築士が解説する犬と階段の関係性

階段とは人間の暮らしに合わせた構造物であり、犬にとっては「自然界に存在しない動き」が求められる場所です。
そのため犬の身体構造と階段の設計は本来相性が悪く、普段は元気な愛犬でも、階段となると動けなくなることがあります。

 

階段の前で立ち止まってしまう、上れない、降りられない……。
ここではまず、犬が階段を怖がる根本的な理由を、様々な観点から詳しく解説します。

 

1.犬が階段を怖がる主な理由

犬が階段を怖がる原因は、ただ“怖がりだから”ではありません。
年齢や体格、性格、家庭環境によって理由は大きく変わります。

階段を避ける行動には、何かしらの不安・痛み・経験が隠れている場合が多いため、ひとつずつ丁寧に見ていく必要があります。

1-1.子犬によくある理由(経験不足・体力不足)

子犬が階段を怖がるのは、「初めて見るものへの警戒」と「身体の未発達」によるものです。

○ 空間認識能力が未熟

子犬は、段差の高さや奥行きなどの空間把握が十分ではありません。
階段を“どこまでが踏み面なのか”理解できず、落ちる危険を本能的に感じてしまいます。

 

○ 足の筋力・バランスが不安定

子犬の足腰はまだ柔らかく、筋力も弱い状態です。
階段を上るには相当な力が必要で、

・前足で体を引き上げる力

・後ろ足で踏ん張る力

・背中の安定性

これらがすべてが未発達だと、どうしても恐怖を感じてしまいます。

 

○ 小さな失敗体験が恐怖に変わりやすい

子犬は、たった一度の「滑りかけた・バランスを崩した」だけでも、階段を“危険なもの”として記憶します。
その結果、階段を見るだけで固まったり、飼い主の後ろに隠れたりします。

 

○ 飼い主のアシストが原因になる場合も

抱っこで運ばれることに慣れすぎると、「階段=自分で上る場所ではない」と覚えてしまうこともあります。

階段を覚えてほしいのであれば、適切なタイミングで練習が必要といえます。

1-2.成犬・老犬で増える理由(視力低下・筋力低下・痛み)

成犬から老犬になるにつれ、階段を怖がる理由は“身体的変化”の影響が大きくなります。

○ 視力の低下による空間把握の失敗

特にシニア犬は、白内障・ PRA(進行性網膜萎縮)などで視力が落ちることがあります。
階段が“黒い穴”に見える犬もいますので、降りる時は特に恐怖が強くなります。

 

○ 関節の痛み・筋力低下年齢とともに以下が増えます:

・関節炎

・股関節形成不全

・膝蓋骨脱臼(パテラ)

・腰痛

階段は段差を「連続的にジャンプしている状態」と同じで、痛みがある犬にとっては歩く事と比べて大きな負担です。

 

○ 認知機能の低下

シニア犬では、認知症の初期症状として

・方向感覚の低下

・奥行きの把握ができない

・段差の認識が鈍くなる

ことがあります。

階段が“どこから始まりどこで終わるか”わからず、パニックになり立ち止まることも。

 

○ 過去は平気でも突然怖がり始めることがある

これらの身体変化は徐々に進行するため、「昨日までは平気だったのに急に降りられない」というケースも珍しくありません。

気づいたときに怪我や骨折をしていたとならないよう、ある程度の年齢が来たら飼い主が気づいてあげる必要性が家族としてのやさしさだと言えます。

1-3.過去の恐怖体験

犬は、一度の経験をとても強く覚えます。

○ すべった・落ちた経験がトラウマに

たとえ軽い滑りでも、“足が空中に浮いた”感覚は犬にとって強烈な恐怖です。
階段を見るたびに、同じ場面を思い出して避けるようになります。

まる 目に見えない危険を察知している

犬は人間よりも危険察知能力が高く、

・段差が高い

・滑りそう

・奥行きがわかりにくい
と直感すると、階段を拒否します。

 

○ 飼い主の「慌てた反応」も記憶として残る

犬は飼い主の表情・声のトーンを敏感に読み取るため、
「えっ、危ない!」と慌てて抱えた経験があると、
“階段=危険な場所”という認識が強化されます。

1-4.病気やケガによる痛み(足・腰の不調)

階段を避ける行動のうち、見落としてはいけないのが痛みのサインです。

○ 足をつきたがらない・歩き方が不自然

これは多くの病気・ケガの初期症状です。
特に階段では、

・前足に体重がかかる

・背骨に振動が伝わる
ため、痛みがあればすぐに表れます。

 

〇 犬は痛みを隠す動物

野生の本能から、痛みを弱点として表に出しません。
そのため、階段での“拒否行動”が最初のサインになることがあります。

 

〇 病気が背景にあるケース

考えられるのは以下のような疾患:

・股関節形成不全

・椎間板ヘルニア

・関節炎

・前十字靭帯断裂

・レッグペルテス

階段を避けることは、痛みへの“自己防衛”でもあるのです。

1-5.「かまってほしい」心理

階段の前で「抱っこしてほしい」「一緒に行きたい」とアピールする犬もいます。

〇 賢い犬ほど“飼い主の行動”を学習する

何度か抱っこしてもらうと、
「階段の前で止まる=抱っこしてもらえる」
と覚えます。

〇 日常の甘えが階段で表れやすい

・飼い主が優しい

・一緒に行動する機会が多い

・抱っこされることが多い
という家庭では、階段は“甘えのスイッチ”になることがあります。

 

【心理的な原因と身体的な原因は共存する】

「甘えてるだけかも」と誤認しがちですが、実際には甘え+痛みが混在していることも珍しくありません。

そのため甘え行動に見えても、階段の避け方に変化があれば注意が必要です。

日々の状況を見ておき、違いに気づくことが重要です。

2.疑われる3つのケガ

階段を突然怖がったり、上りたがらない・降りたがらない行動には、すでに痛みを伴うケガが起きている可能性があります。
犬は痛みを隠す習性があるため、階段での“拒否行動”が最初のサインになることは珍しくありません。

階段は昇りよりも“降り”の方が強い衝撃がかかりやすく、転倒や踏み外しによってケガが発生します。
特に小型犬は骨が細いため、軽い落下でも大きなケガにつながることがあります。

ここでは、階段との関係性が強い代表的なケガを紹介します。

2-1.ねんざ

捻挫(ねんざ)は、階段で犬がもっとも起こしやすいケガのひとつです。
段差の踏み外しや、滑りやすい階段で足が横に流れることで発生します。

〇 捻挫が階段で起きやすい理由

・階段の段差は一定ではなく、犬にとって位置が把握しづらい

・降りる時は、前足に急激な負荷が加わる

・小型犬は関節の靭帯が細く、衝撃に弱い

そのため、たった1段の踏み外しでも痛みが生じることがあります。

 

〇 捻挫のサイン

・片足をかばって歩く

・足をつけずに浮かせる

・階段の前で止まり動かなくなる

・触ると嫌がる

軽度であっても、階段を避ける行動がよく見られます。

2-2.骨折

骨折はチワワ・トイプードル・ポメラニアンなどの超小型犬で多く、階段からの転落が大きな原因となります。

〇 階段が骨折を招くメカニズム

降りるとき、犬は前足から着地します。
このとき「体重 × 落下距離 × 速度」という強い負荷が前足の細い骨にかかります。

段差の高さが犬の体格に合っていない場合、一瞬の衝撃でも骨折につながります。

〇 骨折のサイン

・足を完全に使わない

・キャンと鳴いたあと動かなくなる

・足が変な角度に曲がる

・階段を見ただけで逃げるようになる

階段を見て“震える・固まる”場合は、強い痛みの記憶によるものです。

2-3.脱臼(パテラ・股関節)

脱臼は階段と非常に関連性が高く、特に降りるときに発生しやすいケガです。

〇 膝蓋骨脱臼(パテラ)

小型犬に多く、膝のお皿(膝蓋骨)が横にずれてしまう疾患です。

階段を降りる動作は膝に強い負荷がかかるため、

・軽度のパテラを持つ犬は悪化しやすい

・痛みから階段を避けるようになる
といった行動が見られます。

 

〇 股関節脱臼

転落の衝撃や無理な体勢によって起こる脱臼で、犬にとって極めて強い痛みを伴います。
階段で滑った瞬間に起きるケースもあります。

 

〇 脱臼のサイン

・後ろ足を後ろに伸ばしたまま地面につけない

・スキップするように歩く

・階段の前で固まる

・抱き上げると痛がる

脱臼はクセになりやすく、階段の使用を長期的に避けなければならないこともあります。

3.【年齢・体型別】階段を怖がりやすい犬の特徴

階段を怖がりやすい犬には、いくつかの共通する身体的特徴や成長段階があります。
犬は「体型」「筋力」「視力」「関節の健康状態」によって階段に対する難易度が大きく変わるため、同じ階段でも“怖く感じる犬”と“平気な犬”がいるのは当然のことです。

ここでは、階段を特に苦手としやすいタイプの犬を、年齢や体型ごとに詳しく解説します。

3-1.小型犬(チワワ・トイプードルなど)

小型犬は体が軽くて運動能力が高い一方、階段では以下の理由で事故や恐怖心が生まれやすくなります。

〇 体格に対して段差が大きすぎる

小型犬にとって、15〜20cmの階段は「自分の体高に近い」高さです。
これは人間に置き換えると、腰くらいの高さの段差を毎回登り降りするようなもの。
そのため段差の連続で恐怖を感じます。

 

〇 骨が細く、落下時のダメージが大きい

チワワ・トイプー・ポメラニアンは骨がとても細く、

・1〜2段の落下

・滑って捻られる
だけでも骨折することがあります。

この“痛みの記憶”が階段への恐怖に直結します。

 

〇 膝蓋骨脱臼(パテラ)が多い

小型犬に多い疾患で、階段で痛みが悪化しやすいため、
階段=痛む場所として避けるようになります。

3-2.胴長短足犬種(ダックス・コーギー)

ダックスフンドやウェルシュ・コーギーは、階段と最も相性が悪い体型です。

〇 背骨に衝撃が集中する

胴が長いため、階段の上下動で背骨が“しなる”ように動き、椎間板へ強い負担がかかります。

 

〇 椎間板ヘルニアの発症リスクが非常に高い

ジャンプ・段差の上り下りが、ヘルニア発症の引き金になります。
獣医師も、ヘルニアリスクの犬種には「階段は使用禁止」と伝えるほど。

 

〇 短い脚がさらに負担を増やす

階段の角に脚が引っかかりやすく、転落につながりやすい特徴があります。

3-3.肥満気味の犬

肥満の犬は階段での事故リスクが非常に高くなります。

〇 着地の衝撃が倍増する

体重が増えるほど、階段の一段一段の負荷が強くなり、関節・筋肉・背骨に過度な衝撃が走ります。

 

〇 膝や股関節に痛みが生じやすい

肥満は、

・関節炎

・股関節の変形

・前十字靭帯断裂
などの事故を引き起こしやすく、結果として階段を避けるようになります。

 

〇 動きが鈍く、踏み外しが起きやすい

体が重い犬は機敏に調整できず、
一段ずつバランスを崩しやすくなります。

3-4.子犬

子犬は、階段が「どれくらいの高さなのか」を正しく判断できません。
さらに、足の骨や筋力が未発達なため、ほんの少しの段差でも転びやすくなります。

・バランスが未熟

・前足で踏ん張れない

・後ろ足に力が入らない

これらが、階段を怖がる主な原因です。

3-5.シニア犬

シニア犬になると、

・白内障で階段がぼやけて見える

・認知機能低下で段差の深さが分からない

・関節の老化で痛む

・筋力が衰えて踏ん張れない

という複数の問題が重なります。

階段で止まる、戻る、震えるなどの行動は、これらのサインです。

4.階段の下りで起きやすい事故

階段事故のほとんどは、降りる時に発生します。

そのため下りの話をここではしていきます。

4-1.重心が前にあるため

犬は頭が重いため、降りでは重心が前へ行きます。
これにより、前足に急激な負荷がかかります。

そもそもで階段を下りる事は苦手な事なので、ここは慎重に行いたいものになります。

4-2.段差の距離認識が難しい

犬にとって階段の下りは、“崖の斜面を降りるような感覚”に近いため、視覚的に恐怖を感じます。

物理的に何かできることではないので、これは慣れの部分もあります。

しかしこのような認識を、飼い主は知っておく必要があると言えます。

4-3.滑りやすい材質が多い

家庭の階段は木材・フローリングが多く、犬の肉球では滑りやすい構造です。

素材を良くすればいい場合もあるので、このあと説明をしていきます。

5.温度差による筋肉の硬直

犬は人間よりも体温調節が苦手で、室内の温度差に強く影響を受けます。
特に冬の住宅では、「リビングは暖かい」が「階段・廊下は寒い」ことが一般的です。

このように急激な温度差が生じると、足の筋肉が瞬間的に硬直し、踏ん張りが効かなくなることがあります。
この状態で階段を下りようとすると、足がもつれたり、段鼻を踏み外したりしやすく、階段事故の大きな原因になります。

そのため全館暖房で、床暖房でも不可能な階段部分まで暖めることができるAIR LOOP SYSTEMは室内犬を飼うのに適しているといえます。

6.犬でも安全な照明

犬は人間とはまったく違う見え方をしています。
その特性を理解して照明を選ぶことで、階段事故を大きく減らすことができます。

6-1.犬は赤色がほぼ見えない【電球色は危険】

犬は「青・黄の2色型色覚」しか持ちません。
赤やオレンジ色の光はほぼ認識できず、人間にとって温かい雰囲気の電球色(2700K前後)は犬には“暗くてぼやけた灰色”に見えると言われています。

特に階段や玄関の電球色照明は、段差の境目が見えにくく、下り階段での踏み外し事故を増やす可能性があります。

住宅では、人間の雰囲気よりも犬の安全を優先すべき場所には電球色を使わないことが大切です。

右が人間が見ている世界、左が犬が見ている世界

右が人間が見ている世界、左が犬が見ている世界

6-2.犬が最も見やすい光【昼白色が安全】

犬がはっきり認識しやすい光は、短〜中波長の光(青色等)です。

そのため階段や通路には、青色を含む白っぽい昼白色(4000〜5000K)のライトが最適です。

電球色よりも空間が明るく感じるため、犬の自信を保ち、スムーズに歩行できます。

ただし階段周りによく使用されるブラケットライトは、電球色が多いので場合によってはLEDライトを交換するなどの対応が必要かもしれません。

6-3.影が強い照明は階段事故を増やす

スポットライトやダウンライトで“影が強く出る”照明は、犬にとって段差が歪んで見えやすいという欠点があります。

犬はもともと距離感を把握するのが苦手で、影が濃いと段の位置を誤解してしまい、

・片足だけ滑る

・段鼻を踏み外す

・勢いのまま落下する

といった事故につながります。

階段照明は影が柔らかい“拡散光”や“間接照明”が安全です。

7.肉球の乾燥

犬の転倒事故で多いのは、実は階段そのものより「床で滑った勢いのまま落ちる」パターンです。

その背景には、肉球の乾燥・湿り気・床材との相性が深く関係しています。
住宅の設計段階で理解しておくと、事故の多くを未然に防ぐことができます。

7-1.床暖房で肉球が乾燥する

床暖房は人にとって快適ですが、
犬の肉球には以下のような影響があります。

・皮脂が奪われる

・肉球のひび割れ

・表面がカサカサになり滑りやすい

・乾燥による感覚の鈍化

特に乾燥しやすい冬は、シニア犬や小型犬が“踏ん張りづらい”状態になり、階段での踏み外し・滑落につながります。

8.犬の動線による階段事故

犬は「環境 × 動線」で行動が決まります。
間取りや家具配置の影響を受けやすいため、動線が悪い家は階段事故が起こりやすくなります。

建築のプロだからこそ分かる内容だと思います。

8–1.回遊できない間取り

犬は本来、逃げ道が複数ある環境を安心と感じます。

回遊できない家では、階段だけに動線が集中し、利用頻度が不自然に増えてしまいます。そのため

・無理な昇り降り

・過剰な負担

・疲労蓄積

・深夜の暗い階段利用

・老犬の偶発的な転倒

が増えます。

回遊動線の確保は、意外に重要な事なのです。

9.【すぐできる】犬の階段事故を防ぐ対策

階段は、犬の身体構造と相性があまり良くない場所です。
しかし家庭内で少し工夫するだけで、事故のリスクは大幅に減らせます。
ここではすぐに実践できる対策を、わかりやすく紹介します。

9-1.トレーニング

階段が怖い犬には「階段=安全でゆっくり体を使う場所」と教えるトレーニングが有効です。
焦らず、犬のペースに合わせることが重要です。

 

〇 ステップ1:一段だけ練習する

最初は一段だけ登らせ、降ろす練習を繰り返します。
成功したら、すぐに褒めて安心感を与えます。

また玄関から廊下(玄関框)を乗り越える練習でも、階段一段分と同様の高さを経験でき、怪我のリスクも少ないので良いかもしれません。

 

〇 ステップ2:おやつを使って誘導

階段の途中におやつを置き、犬が自然に足を動かすように促します。
無理に引っ張るのは逆効果なので、辞めた方が無難です。

 

〇 ステップ3:飼い主が先導する

犬は“この人についていけば大丈夫”という安心感で行動します。
飼い主がゆっくり登り、犬が後を追う形で慣れさせていきます。

 

〇 トレーニングは短時間で

5〜10分程度をこまめに行うのが理想です。
疲れやすい子犬・シニア犬は特に短時間で切り上げましょう。

9-2.滑り止めマット・カーペットの施工

階段での事故は「滑る」ことが原因で起こります。
段差の高さや視力の問題より、滑って足が流れることが最大の危険です。

〇 階段の踏み面に滑り止めを設置

・ゴム製の滑り止めマット

・カーペット型滑り止め

・滑り止めテープ

これらを段の奥までしっかり敷くだけで、踏ん張りやすくなります。

9-3.ステップ階段・スロープを設置

特に小型犬や胴長犬には、階段をなだらかにする補助アイテムが効果的です。

〇 段差を低くする

これは新築時でないとできませんが、段差を細かくすると犬の負担が減ります。

改修などの場合は、市販のドッグステップを置いて登りやすくる場合もあります。

 

〇 スロープ(斜面でゆるやかに)

若い犬・老犬ともに最も安全性が高い方法です。
滑り止め加工されたスロープを階段の上部・下部に設置することで、ジャンプや急激な降下を防げます。

ただし長い距離が必要なため、どこにでも活用できるものではないので、専門家と相談した方がより良く設置が可能です。

 

〇 折りたたみ式はオススメ

現在は元気だけど、老後に向けての準備とか、来客時や掃除の時だけ片付けたい場合にも適しています。

ただし設置場所を考えておかないと使いにくくなるので、あらかじめ置く場所を想定しておいた方が良いでしょう。

床がスロープになっているシューズクローゼット

床がスロープになっているシューズクローゼット

9-4.階段前にゲートで侵入防止

そもそもで階段を使わせないというのも、安全策のひとつです。

〇 留守中は必ずゲートでブロック

事故は「飼い主が見ていない時」に起こるケースが、最も多いです。

ペットゲートやベビーゲートを設置し、階段に入れないようにしましょう。

 

〇 夜間の事故防止にも効果的

暗い場所では視界が悪く、犬は段差を誤認しやすくなります。
寝る前にゲートを閉じるだけで事故はぐっと減ります。

10.まとめ

犬が階段を怖がる行動は、

・心理的な不安

・身体の痛み

・老化

・過去のトラウマ

・病気の初期症状
など、さまざまな背景を示す大切なサインです。

一見「怖がりなだけ」と思える行動でも、実は「ケガや病気の前触れ」である可能性が高く、放置すると大きな事故に発展することがあります。

 

階段は犬にとって「日常に潜む危険」ですが、適切な対策を行えば安心して暮らせる環境へ変えることができます。

大切な家族が安全に過ごせるよう、早めの対策と環境づくりを始めてあげてください。

10-1.執筆者プロフィール

野島建設株式会社 代表取締役社長 野島比呂司

一級建築士 宅地建物取引士 増改築相談員

 

富山県出身 近畿大学理工学部建築学科卒

地元のハウスメーカーに就職後、2007年野島建設に入社。

会社の2代目として仕事をするだけでなく、自分でも会社を創業。野島建設として1000棟を超える施工実績があり、富山県の市町村単位では複数回の着工数1位の獲得経験あり。

2024年の能登の震災による仮設住宅建設にも尽力。その際に人と愛玩動物とのかかわりについて考え、ペット共棲住宅の重要性を実感。

 

投稿日 2026年1月24日

 

~温かい人が集まる暖かい家 NOJIMAのゼロ・ハウス~

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