スタッフブログ　下りない確認申請　二か月以上下りるのに時間が必要

2025年09月06日

こんにちは。
沖縄では８月で一個も台風が来なかったと話を聞きました。
異常気象のせいなのか、たまたまなのかはわかりませんが、高気圧が何か関係しているのかもしれませんね。

住宅を建てる際に必要となる建築確認申請ですが、ここ2025年4月以降で極端に延びています。
かつては申請を出してから早い場合は1週間、長くても2週間ほどあれば許可が下りていました。
カーポートがある場合、消防への確認などで数日延びることもありましたが、それでも目安は2週間程度でした。

ところが2025年4月、いわゆる「4号特例の廃止」によって状況は一変しました。

・下りない確認申請

現在では早くて1ヶ月半で、場合によっては2ヶ月以上かかるケースも珍しくありません。

実際のところ必要書類や申請の内容について明確な情報が共有されないまま、制度だけが変わってしまった印象です。
そのため行政も設計者も確認機関も、ただただ対応に追われているような感じです。

確認申請だけの問題ではありませんが、以前と比較してお客様へのお引渡しまでの期間も、以前の「約半年」から今では「1年近く」かかるようになってしまいました。

もちろん建築の安全性を高めるための、制度改正であることは理解しています。
ですがで真面目に申請を行っている事業者や、適正に家づくりを進めようとするお客様にとって、負担が大きくなっているのも事実です。

確認申請にかかる手数料は高額化し、準備書類も増え、審査も長引く。
真面目にやってきた建築のプロからしたら「本当にこれでいいのだろうか」と感じる場面が増えてきました。

しかしどんな状況であっても、私たちはその中で最善の提案と工夫を続けていかなければなりません。
野島建設では制度変更による影響をできる限り抑え、お客様にとって最適なスケジュールと品質を両立できるよう取り組んでまいります。
最後まで目を通していただきまして、ありがとうございました。

～NOJIMAの紡ぎ繋ぐプロジェクト～
野島建設株式会社社長野島比呂司

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