スタッフブログ 命を守る事を重視する
2016年04月20日
こんにちは。
最近地震に暴風に災害関係の話ばかり聞こえてきます。
何事もない時が幸せなのだと改めて感じられます。
災害が多いので住宅の耐震について今回は話をさせていただきたいと思います。
耐震については様々な考え方がありますが、一番は「人命を守る」事ではないかと思います。
なぜそのように考えるのかというと、一般的に使用される木造の耐震には「筋カイ」という材料があります。
この筋カイは実は大地震の場合壊れる(折れる)ことにより、最大の強度を発揮することがあります。
つまり一度目の地震には耐えることができるのですが、二回目の地震などは破壊されている状態ですので、比較的小さな地震でも住宅が倒壊する恐れがあります。
そのようなこともあり大地震の後住宅に物を取りに行く際は、少しの地震でもすぐに非難することが求められます。
これは筋カイだけでなく、耐力面材と言われるものでも同じような場合があります。
「新しい家だから大丈夫」「地震に強いと聞いているから大丈夫」というものではないので、気をつけていただきたいと思います。
ただただ不安を煽りたいのではなく、過信をすることなく安全を確保してほしいとの想いでお伝えをしています。
それ以外にも地震で問題になるのは、物が上から(横から)降ってきたり倒れてきたりすることです。
阪神大震災を被災した私の友人がいるのですが、「でかい本棚が自分の上を通り過ぎるのを見た。」と聞いたことがあります。
物に潰されて逃げることができない、または怪我をして動くことができない場合もあります。
まずは高い本棚等は動かないように天井や壁に固定をしてみたり、必要以上に物を積み上げない工夫が必要かもしれません。
そのようなことをお伝えしていながら、当社の事務所でも非常に危険な状態です。
我々も十分に注意をする必要があると思います。
必要な支援をすることも大事だと思いますが、自分の命を守ることも重要だと思います。
面倒なことだと思いますが、万が一のことを考え準備をしてほしいと思いブログを終えたいと思います。
最後まで目を通していただきまして、ありがとうございました。
エコ健康住宅“ZERO” 野島建設株式会社
代表取締役社長 野島比呂司