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スタッフブログ ひび割れとクラック

こんにちは。
9月に入って、朝晩の暑さが和らいできたと思っています。
季節の変わり目ですので、風邪などには注意をしていただけたらと思います。

本日は、ひび割れやクラックと言われる現象についてお話をしたいと思います。
アフターでご自宅に訪問させていただいたときに、大丈夫なのかどうか聞かれるものとして「木材の割れ」と「基礎のクラック」があります。
先に結論を話をさせていただくと、9割以上は問題のないものがほとんどです。
当社の場合無垢材を多く表面に使用していることもあり、柱でも梁でも床でも一か所も割れない家を建築することは不可能だと思っています。(もちろん割れないようには十分注意をして施工しています)
しかしよく考えると、割れている木材はどのような問題があるでしょうか。
一つ目は強度の心配です。
この点は、下記のデータを見ていただけると分かるのですが、「割れ=弱い」ではなく、強度としての差はほとんどないことが分かるかと思います。
木材 割れ 強度
富山 リフォーム 無垢材

次にデータの下の写真を見ていただきたいのです。
木材の下部分に割れが見つけられます。
見た目上は弱そうに見えるのですが、割れている部分は木材の一部(表面)であって中には大きな割れが少ないことが見えのではないでしょうか。
もちろん決定的な割れの場合は、施工前に取り除きますので、ご安心ください。

 

二つ目は見た目の問題です。
これは簡単に言うと解決策はありません。
パテ等を埋めるか、補修をしてしまうか位でしょうか。
「一つの割れも家にはつけたくない・許さない」このような場合は無垢材の家はオススメではないのかもしれません。
もちろん集成材や、新建材と言われる作られた建築材料を利用しても、100%割れのない住宅を作り続けることは作れないとも私は思います。

 

三つ目の問題はささくれです。
このような場合は、足などに刺さったり、ストッキングが破れたりしますので、補修が必要になります。
一般的には補修が必要なことは少ないのですが、必要になる場合も存在します。
ご自分で補修をする場合は、紙やすりをかけるか、ホームセンターで販売しているクレヨンのような補修材でも大丈夫かと思います。
以上の様な事が、木材の割れに関する問題と思われる方が多いのではないでしょうか。
結局のところ家に使用されるような木材の場合は、家が崩れるような致命的なものよりも、ちょっとした問題の方が大事なような感じがします。
もちろん少しでも問題の少ない住宅である方が、よりよいと思うことは間違いないと思います。
話が長くなってしまいましたので、基礎のクラックの話は次回にしたいと思います。
最後まで目を通していただきまして、ありがとうございました。

 

エコ健康住宅“ZERO” 野島建設株式会社

代表取締役社長 野島比呂司

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